電話代行の料金相場はいくら?1人店舗の月額費用と追加料金の見方

施術中や接客中の電話を誰かに任せたい。でも、毎月いくらかかるのか分からないと導入しづらいものです。

電話代行には、AIが受けるサービスと、人のオペレーターが受けるサービスがあります。料金は月額の表示だけで決まらず、着信件数、超過料金、転送費用、任せる業務によって変わります。

この記事では、2026年9月27日に確認できた各社の公式料金を例に、1人店舗が費用を見積もる方法を整理します。掲載した金額は市場全体の統計平均ではなく、公開プランの具体例です。

目次

電話代行の料金相場は?まず方式別の目安を知る

方法公開料金の例(税抜)主に任せること見落としやすい費用
AIによる一次受付アイブリー:月払い月額3,980円〜、年払い月額換算3,317円〜用件の聞き取り、案内、文字起こしなど番号維持費、従量利用料金、プランによる機能差
有人による少件数の一次受付渋谷オフィス:月額3,000円・月20件までオペレーターによる受付と通知21件目以降の料金、必要な時間帯や機能
有人による一次受付fondesk:2026年9月時点で月額10,000円・月50件までオペレーターが受け、用件を通知51件目以降の料金、転送元回線の費用
有人による一次受付電話代行サービス株式会社:平日9〜18時、月15件まで月額7,000円決められた時間帯の電話受付件数・時間帯・土日対応によるプラン差

各社で対応する時間と内容が異なるため、この表の最安値を「電話代行全体の相場」とは呼べません。1人店舗で一次受付を考えるなら、月数千円から1万円台の公開プランがあることを入口とし、必要な条件をそろえて総額を比べます。

とくにfondeskは**2026年10月1日以降の契約開始日または契約更新日から、月額12,000円・月40件まで、41件目以降は1件300円(いずれも税抜)**に変更されます。9月時点の料金をそのまま今後の費用として見積もらないでください。

→ 具体的なサービスの対応時間・向き不向きは、関連記事「1人店舗におすすめの電話代行サービス5選|料金・対応時間・向いている店舗を比較」

月額料金のほかに何がかかる?

基本料金に含まれる電話件数と超過料金

有人サービスには、月額料金に一定数の受電を含み、上限を超えると1件ごとに料金を加えるプランがあります。たとえば渋谷オフィスのスタータープランは月20件まで3,000円、超過は1件190円。月25件なら、税抜の試算は 3,000円+5件×190円=3,950円です。

fondeskは2026年9月時点で50件まで月額10,000円、51件目から1件200円。10月以降の新料金では40件まで月額12,000円、41件目から1件300円となります。無料枠の境目が変わると、月額料金の差以上に月々の総額が変わることがあります。

AIの従量利用料金と電話番号維持費

AI電話代行は月額料金だけで利用できるとは限りません。アイブリーの料金表には、基本プラン料金のほかに電話番号維持費と従量利用料金が別途かかると明記されています。また、月払いと年払いでは表示される月額が異なります。

たとえば月額換算3,317円は年払いのスタータープランの表示です。月払いは3,980円からで、いずれも税抜・別途費用があります。電話転送が必要なら、スターターでは使えず、対応するプランを選ぶ必要があります。「月3,317円で必要な業務をすべて任せられる」とは読み取れません。

電話回線の転送費用・初期費用・オプション

いまの店舗番号を使い続けるには、その番号から代行先へ転送する設定が必要な場合があります。転送元の通信事業者による料金も確認しましょう。

初期費用はサービスごとに違います。fondeskは公式ヘルプで初期費用なしと案内していますが、e秘書の公式ページには初回情報登録料15,000円(税抜)の記載があります。受付時間を延ばす、予約登録や特殊な案内を任せるなど、希望する仕事に追加料金が必要かも確認します。

月20件・50件・80件ならいくら?有人サービスの試算

同じサービスで件数が増えたときの違いを見るため、fondeskの公開料金を使います。税抜、通信事業者側の転送費用などは含めない試算です。

月の受電件数2026年9月時点の料金2026年10月以降の新料金
20件10,000円12,000円
50件10,000円15,000円
80件16,000円24,000円

計算例:新料金で50件なら12,000円+(50−40)件×300円=15,000円。80件なら12,000円+40件×300円=24,000円です。旧料金で80件なら10,000円+30件×200円=16,000円となります。

新料金は2026年10月1日に全利用者へ一斉適用されるわけではなく、同日以降の契約開始日または各自の契約更新日から適用されます。契約前には適用日を確認してください。

この表は、AIと有人の価格差を示すものではありません。AIの従量料金は通話内容や利用方法によって変わるため、同じ80件でも基本料金だけでは総額を算出できません。AIの候補は公式の料金シミュレーションや見積もりで比較しましょう。

料金だけでなく「店主に残る仕事」を数える

電話を代わりに受けてもらえば、施術や接客が電話で途切れる回数は減らせます。一方、用件を見て毎回折り返すなら、その仕事は残ります。

2週間ほど着信を記録し、次の四つを数えると判断しやすくなります。

  1. 施術・接客中に鳴った電話の件数
  2. 留守番電話や不在着信から折り返した件数と時間
  3. 営業時間・場所などの案内だけで終わる件数
  4. 店主による予約確認や個別判断が必要な件数

「月額料金÷着信件数」で単価を出すだけでは足りません。代行後も折り返す時間、施術を中断して集中し直す時間、お客様を待たせる負担まで考えます。電話が多くても、ほぼすべてに店主の判断が必要なら、サービスを入れただけでは負担は大きく減りません。

1人店舗はどの価格帯から検討する?

電話が少ないなら、まずは留守番電話とWeb予約

週に数件の着信で、折り返しに困っていないなら、有料サービスを急いで契約する必要はありません。留守番電話で「施術中は出られないこと」「Web予約の案内」「折り返しの目安」を伝える方法から始められます。

→ 関連記事「留守番電話と電話代行の違い|1人店舗はどちらを選ぶ?」

定型的な電話が多いなら、AIの総額と使い勝手を確認

営業時間や予約方法の案内が中心なら、AI・自動応答が候補になります。年払いの表示額だけで決めず、番号維持費や従量利用料金を含めた総額を見積もり、お客様が実際に電話をかけたときの聞き取りやすさも試しましょう。

→ 関連記事「AI電話代行と有人電話代行の違い|1人店舗はどちらを選ぶ?」

人による受け答えが必要なら、件数と時間帯を合わせる

説明を聞きながら用件を整理してほしい店では、有人電話代行を検討できます。月額が安くても必要な土日をカバーしていなければ役に立ちません。月20件を超えそうなら、上限の低いプランと上位プランの総額を比べます。

また、「人が受ける」ことと「予約を確定できる」ことは別です。予約枠へのアクセスや判断が必要な業務を任せられるか、事前に確認してください。

契約前に確認する5つの項目

  • 月の着信件数を数え、基本料金に含まれる件数と超過料金を確認する
  • 自分の営業日・施術時間を受付時間がカバーしているか確認する
  • 番号維持費、転送費用、初期費用、オプション、消費税を足す
  • 希望日時の聞き取りまでか、予約の確定までかを分けて確認する
  • 月払い・年払い、最低契約期間、料金改定の適用日を確認する

まとめ|安さより、電話対応がどれだけ軽くなるか

電話代行には、月数千円から始められる公開プランがあります。ただし、月額料金は出発点にすぎません。受電件数が増えた月の超過料金、AIの従量料金、転送費用、折り返しに残る時間で、実際の負担は変わります。

電話が少ない店は、まず留守番電話とWeb予約を整える。電話が施術・接客を頻繁に中断する店は、月の総額と、減らせる中断・折り返しの時間を並べて検討する。この順番なら、必要以上のサービスを契約せずに選べます。

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