施術中に電話が鳴るたび、目の前のお客様を待たせる。出られなかった着信が残り、予約の電話か営業電話か分からないまま折り返す。
そんな負担を減らす候補が、有人電話代行のfondeskです。ただし、1人店舗に必要かどうかは、電話の件数だけでは決まりません。
fondeskは、平日の電話を人に受けてもらい、用件を確認してから対応したい店に合いやすいサービスです。一方、土日・夜間の有人対応や、その場での予約確定を求める店には合いにくいでしょう。
この記事では、料金と対応範囲を公式情報で確認し、1人店舗の業務に当てはめて検証します。
※情報確認日:2026年10月1日。実際の契約・受電テストに基づく体験レビューではありません。有人電話代行のfondeskを対象とし、別サービスのfondesk IVRとは区別して紹介します。
まず結論|電話の一次受付を任せたい店向け。予約確定は店側に残る
fondeskで任せられる中心業務は、電話に出て、名前・簡単な用件・折り返し先などを聞き、店へ報告することです。fondesk ヘルプ
例えば施術中に予約の問い合わせが入った場合、店主は施術後に報告を確認し、自分で空き枠を調べて折り返します。電話による中断は減らせても、予約を確定する仕事まで終わるわけではありません。
| 判断項目 | fondeskの特徴 | 1人店舗での見方 |
|---|---|---|
| 対応する人 | 有人オペレーターによる一次受付 | 人に用件を聞いてほしい場合の候補 |
| 対応時間 | 平日9:00〜19:00 | 土日や夜間が忙しい店は時間帯を確認 |
| 対応範囲 | 名前・簡単な用件・折り返し先などの聞き取りと報告 | 予約確定や個別の施術説明を任せる用途とは異なる |
| 新料金の基本料金 | 月13,200円(税込)、40件まで | 電話が少なくても固定費が発生 |
| 超過料金 | 41件目以降、1件330円(税込) | 総受電件数で月額を試算 |
| 通知 | LINE、メール、Slackなど | 普段確認する手段にまとめやすい |
| 試用 | 14日間、受電200件まで | 終了時の有料移行条件も確認 |
上表は公式の対応時間、新料金告知、通知先、トライアル条件をもとに整理しています。fondesk ヘルプ
fondeskとは?用件を聞いて報告する電話代行サービス
既存の電話番号から転送して使う
fondeskは、利用中の電話番号から指定の番号へ転送して使います。転送設定は契約している回線・通信事業者側で行います。fondesk ヘルプ
まずは、自店の番号で転送できるか、転送サービスの契約が必要かを確認しましょう。
転送にかかる通話料は利用者側の負担です。fondeskの料金に加えて、回線側の費用も確認する必要があります。fondesk ヘルプ
専属スタッフではなく、共通の対応ルールで受ける
fondeskは企業ごとの担当制ではなく、複数の利用者の電話をオペレーターが受ける仕組みです。個別の応答内容や聞き取り項目のカスタマイズはできません。fondesk ヘルプ
店独自の細かな対応まで期待するより、一次受付の仕組みとして考えると用途を判断しやすくなります。
料金|2026年10月から月13,200円、40件を超えると従量課金
新料金は契約開始日・更新日から適用
2026年10月1日からの新料金は、月額基本料金12,000円(税別)、40件まで従量料金なし、41件目以降は1件300円(税別)です。
税込では、月13,200円と、超過1件につき330円になります。既存契約は10月1日以降の契約更新日から適用されます。fondesk シンプルで使いやすい電話代行サービス
確認時点では、公式の通常料金ページに旧料金が掲載されています。本記事では、新料金の告知と改定FAQを基準にしています。fondesk シンプルで使いやすい電話代行サービス
月の受電件数ごとの料金目安
| 課金対象の受電件数 | 基本料金(税込) | 超過料金(税込) | 合計(税込) |
|---|---|---|---|
| 20件 | 13,200円 | 0円 | 13,200円 |
| 40件 | 13,200円 | 0円 | 13,200円 |
| 50件 | 13,200円 | 3,300円 | 16,500円 |
| 100件 | 13,200円 | 19,800円 | 33,000円 |
| 150件 | 13,200円 | 36,300円 | 49,500円 |
※公式の新料金を使った計算例です。回線側の転送サービス料・転送通話料などは含みません。fondesk シンプルで使いやすい電話代行サービス
営業電話・間違い電話も件数に入る
公式ヘルプでは、オペレーターにつながった電話は間違い電話も含めて課金対象と案内されています。予約の問い合わせだけで料金を計算すると、実際の月額とずれる可能性があります。fondesk ヘルプ
ブロックリストによって拒否された通話は従量料金の対象外です。ただし、発信者番号を正しく取得できない転送設定などでは、ブロック機能を使えない場合があります。fondesk ヘルプ
fondeskを1人店舗で使うメリット
施術・接客を中断して電話に出る場面を減らせる
fondeskへ転送している時間帯は、電話の一次受付を外部へ任せられます。
1人店舗では、通話そのものに加えて、お客様へ断りを入れ、手を止め、施術へ戻る負担があります。その中断を減らすことは、料金比較だけでは見えにくい価値です。
ただし、報告通知のたびにスマートフォンを確認していては、中断が残ります。確認するタイミングも含めて運用を決めましょう。
不在着信だけより、対応の判断材料が増える
着信番号だけでは、予約希望か、取引先からの連絡か、営業電話か分かりません。
用件の報告があれば、急いで折り返す電話と、後で対応する電話を分けやすくなります。
相手が答えない場合など、必要な情報をすべて聞き取れるとは限りませんが、着信履歴だけの状態より判断材料を増やせます。fondesk ヘルプ
普段使うLINEやメールで確認できる
公式ヘルプでは、LINE、Eメール、Slack、Chatwork、Microsoft Teams、Google Chat、LINE WORKSへの通知に対応しています。受電履歴はマイページでも確認できます。fondesk ヘルプ
1人店舗なら、日常的に見る通知先へ絞り、確認漏れを防ぐ運用が考えられます。
導入前に確認したいデメリット・注意点
土日祝日・夜間の有人対応には使えない
有人対応は平日9:00〜19:00です。土日祝日や夜間は有人対応を行わず、転送された電話には時間外アナウンスが流れます。fondesk ヘルプ
美容室や治療院で、電話が増えるのが土日や19時以降なら、必要な時間帯とずれている可能性があります。
また、自店は営業中なのに「営業時間は終了しました」という案内が流れると、お客様が戸惑います。時間外アナウンスは変更できるため、内容や回線側の転送解除を事前に確認してください。fondesk ヘルプ
予約の空き枠確認・確定まで任せるサービスではない
fondeskの公式会話例では、予約に関する電話も、用件と折り返し希望を聞いて報告する対応です。その場で担当者へ電話をつなぐこともできません。fondesk ヘルプ
「今日15時は空いていますか」という問い合わせなら、店側で報告を確認し、予定表を見て返答する運用になります。
折り返しまで時間が空けば、お客様が別の店を予約する場合もあります。電話を受けてもらうことと、予約を成立させることは分けて考えましょう。
営業電話だけを、内容で選別して断る対応はできない
fondeskは、営業電話などの内容に応じて受電を断る仕組みではなく、一度用件を受けて報告します。fondesk ヘルプ
営業電話に直接応対する時間は減らせますが、報告確認と受電料金は残ります。
営業電話が大半なら、まず着信拒否やWebの問い合わせ窓口、自動音声などの対策も比較したいところです。
店側の折り返しと、月額固定費は残る
fondeskを導入しても、用件の確認、予約調整、折り返し、予定表への記録は店側の仕事です。
電話が少ない店では、留守電と折り返し、LINE、Web予約の案内だけでも十分な場合があります。
月13,200円以上をかけて、何の作業が減るのかを具体的に考えてください。
fondeskが向いている店・向いていない店
| 向いている店 | 向いていない、または先に別の方法を比較したい店 |
|---|---|
| 平日の日中に電話の中断が多い | 土日祝日・夜間の有人対応が必要 |
| 用件を聞いてもらい、後から対応を判断したい | その場で予約を確定してほしい |
| 施術後などに折り返す時間を確保できる | 折り返しまで含めて外部へ任せたい |
| 標準的な一次受付で足りる | 独自の聞き取りや詳細説明が必要 |
| 費用より、中断を減らす価値が大きい | 電話が少なく、今の運用で困っていない |
判断するときは、総受電件数に加えて、対応してほしい曜日・時間帯、折り返しが必要な割合を確認します。
「月に何件以上なら導入すべき」という一律の基準はありません。短い営業電話が多い店と、予約相談で施術が何度も止まる店では、同じ件数でも負担が違います。
導入するなら、無料トライアルで仕事が減るか確かめる
転送・通知・時間外の案内を試す
利用前に、次の点を確認します。
- 現在の回線で転送できるか、回線側の費用はいくらか
- fondeskの受付時間と、電話が増える時間が合うか
- 転送先と通知先を設定し、別の電話からテストする
- 実際の応答が自店のお客様に合うか確認する
- 時間外や土日の案内、転送解除の手順を確認する
契約するだけでは転送は始まりません。自店の回線での設定が必要です。fondesk ヘルプ
14日間・200件まで。終了時は有料移行に注意
無料トライアルは14日間で、受電は200件までです。期間満了までに所定の更新拒絶手続きを行わなければ、有料契約へ移行します。fondesk シンプルで使いやすい電話代行サービス
試用中は、次の項目を記録してみましょう。
- 施術・接客中の中断回数
- 課金対象となる受電件数
- 報告確認に使った時間
- 折り返しが必要だった件数
- お客様との行き違い
「電話には出なくなったが、毎日長い折り返しが残った」という場合は、予約システムへの案内など、受付全体の見直しが必要かもしれません。
fondeskについてのよくある質問
1人店舗や、個人のお客様からの電話にも使える?
公式ヘルプには、個人のお客様からの問い合わせ・予約に関する会話例が掲載されています。ただし、用件を受けて報告する一次受付が中心です。予約業務全体を任せるサービスと混同しないようにしましょう。fondesk ヘルプ
店主へそのまま電話をつないでもらえる?
その場での電話取り次ぎはできません。オペレーターが通話を終えて報告し、店側が折り返しを判断する運用です。fondesk ヘルプ
fondesk IVRも基本料金に含まれる?
含まれません。fondesk IVRは自動音声による別サービスで、併用する場合はそれぞれの契約が必要です。fondesk ヘルプ
時間外対応や用件による振り分けを組み合わせる方法はありますが、有人対応の時間が延びるわけではありません。
まとめ|fondeskは、平日の電話の中断を減らしたい店の候補
fondeskは、平日の電話を人に受けてもらい、報告を見てから対応できるサービスです。施術や接客を中断する負担が大きい店には、検討する価値があります。
一方、土日・夜間の有人対応、予約確定、独自の説明や聞き取りが必要なら、別のサービスや受付方法を比較しましょう。電話が少ない店なら、留守電やWeb予約への誘導で足りる場合もあります。
自分の店で減らしたいのが「電話による中断」なのか、「予約を決める作業」なのかを確認して選びましょう。
他の電話代行との違いを比較したい方は、1人店舗におすすめの電話代行サービス5選|料金・対応時間・向いている店舗を比較も参考にしてください。

