情報確認日:2026年10月21日。料金・機能・契約条件は変更される場合があります。申込み前に公式の料金表・申込条件を確認してください。本記事は公式情報をもとにした導入判断の解説であり、実店舗での利用体験レビューではありません。
LINEで予約相談に返信し、来店前の案内を送り、必要な情報を台帳に書き直す。1人店舗では、こうした小さな作業が積み重なることがあります。
Lステップは、LINE公式アカウントと連携し、配信や顧客管理、予約受付などの仕組みを作るサービスです。ただし、LINEを使うすべての店に必要なわけではありません。
予約件数が少なく、標準機能や手持ちの予約システムで不便がない店なら、追加しない選択もあります。
この記事では、LINE公式アカウントとの違い、料金の合計、導入の目安を整理します。判断の基準は、機能の多さより、自分の店で減らせる作業があるかです。
Lステップとは?LINE公式アカウントに連携する別のサービス
Lステップは、LINE公式アカウントの機能を拡張する外部サービスです。単独で使うものではなく、LINE公式アカウントの契約と連携が必要になります。Lステップ(エルステップ)公式_LINE公式アカウント特化のマーケティングツール
顧客の情報や行動に応じた配信、回答フォーム、予約管理などを組み合わせて運用します。利用できる機能や上限はプランによって異なります。
LINE公式アカウントの有料プランと、Lステップの有料プランは別契約です。
LINE公式を有料に変えてもLステップが付くわけではなく、Lステップを契約してもLINE公式側の配信枠が増えるわけではありません。Lステップ(エルステップ)公式_LINE公式アカウント特化のマーケティングツール
LINE公式アカウントとLステップの違い
LINE公式だけでもできることはある
LINE公式アカウントには、個別チャット、あいさつメッセージ、応答メッセージ、リッチメニューなどがあります。ステップ配信も標準機能として用意されています。 www.lycbiz.com
「自動で順番に案内したい」という理由だけで、Lステップが必須とは限りません。
何をきっかけに、誰へ、どんな条件で送るかを具体的にし、標準機能で実現できるかを確認しましょう。
| やりたいこと | LINE公式アカウントでの考え方 | Lステップを検討する場面 |
|---|---|---|
| 個別の予約相談に返信する | 標準チャットで対応できる | 情報収集や案内も仕組み化したい |
| 予約・料金ページを案内する | リッチメニューにリンクを置ける | 回答や顧客情報と連動する動作が必要 |
| 順番にメッセージを送る | 標準のステップ配信を確認する | より細かな条件分岐を組みたい |
| 必要な人へ情報を送る | 標準の絞り込み配信などを確認する | 独自のタグやフォーム回答を使って対象を分けたい |
| 空き枠を選んでもらう | 外部予約サービスへの案内などを検討する | Lステップの予約管理を使いたい |
この表は導入判断の目安です。標準機能・オプション・連携サービスを含めた対応範囲は、利用する機能ごとに確認してください。Lステップ(エルステップ)公式ブログ
違いは「自動化の有無」だけではない
Lステップでは、集めた情報や予約などを使い、必要な処理を組み合わせる使い方ができます。
ただし、その仕組みは店側が設計します。「契約したら、お客様に合う案内が自動的に完成する」というものではありません。
1人店舗で使い道を考えやすい機能
回答フォームで、必要事項をまとめて受け取る
名前、希望メニュー、相談内容などを毎回聞き直しているなら、回答フォームを使う方法があります。
Lステップではフォーム回答の収集や、タグ・友だち情報を使った管理ができます。Lステップ(エルステップ)公式ブログ
ただし、入力項目を増やすとお客様の負担も増えます。
鍼灸院・整体院などで相談を受ける場合も、最初から詳しい内容をすべて入力してもらうのではなく、受付に必要な情報へ絞りましょう。
カレンダー予約で、日程調整を減らす
Lステップには、空き日時から予約するカレンダー予約と、特定日時の催しを受け付けるイベント予約があります。
カレンダー予約では、担当者やコースの選択、Googleカレンダー連携、リマインドなどが案内されています。Lステップ(エルステップ)公式_LINE公式アカウント特化のマーケティングツール
例えば、営業時間外に届く予約希望への返信が負担なら、空き枠を選べる受付は候補になります。
一方、次のような自店の条件に合うかは、テストが必要です。
- メニューごとの所要時間
- 準備・片付けに必要な時間
- 電話で受けた予約の反映方法
- 変更・キャンセル時の動作
- 既存の予約システムとの使い分け
既存システムとの空き枠連携も、できる前提にしないようにしましょう。
条件に合わせて案内を分ける
「初回来店前の方」「特定のメニューに関心がある方」など、管理している情報をもとに案内を変える使い方があります。Lステップ(エルステップ)公式ブログ
ただし、「最終来店日」などの情報は、どこから登録・更新するかを決めなければ使えません。
自動配信を組んでも、情報更新が手作業なら、その負担は残ります。
Lステップの料金|LINE公式との合計で考える
主な通常プランの料金
| Lステップのプラン | 月額料金(税込) | Lステップ側の月間配信数 |
|---|---|---|
| フリー | 0円 | 200通まで |
| スタート | 5,000円 | 5,000通まで |
| スタンダード | 21,780円 | 30,000通まで |
| プロ | 32,780円 | 50,000通まで |
通常プランは初期費用0円。別途、LINE公式アカウントの料金が必要です。
プランは配信数だけでなく機能も異なるため、必要な機能の対応プランを確認してください。大量送信・エンタープライズなどは、本表の対象外です。Lステップ(エルステップ)公式_LINE公式アカウント特化のマーケティングツール
フリープランは月額0円で継続利用できますが、初回利用などの条件があります。公式案内では、1社1アカウントまで、シナリオ1つ、タグ10個などの制限が示されています。Lステップ(エルステップ)公式ブログ
合計月額の例
LINE公式アカウントは、コミュニケーションが月額0円・200通、ライトが月額5,500円(税込)・5,000通、スタンダードが月額16,500円(税込)・30,000通です。lycbiz.com
| 組み合わせ例 | 合計月額(税込) | 確認すること |
|---|---|---|
| Lステップ・フリー+LINE公式・コミュニケーション | 0円 | 無料枠と機能制限の範囲で足りるか |
| Lステップ・スタート+LINE公式・コミュニケーション | 5,000円 | LINE公式側の配信枠は200通 |
| Lステップ・スタート+LINE公式・ライト | 10,500円 | 両サービスの配信枠は5,000通まで |
| Lステップ・スタンダード+LINE公式・スタンダード | 38,280円 | 必要機能と通数に見合うか |
上記は通常月の固定料金から計算した例です。外注、オプション、追加メッセージなどの費用は含みません。
両サービスの通数は足し算になりません。 Lステップ側に5,000通の枠があっても、LINE公式側が200通なら、公式側の枠にも制約されます。LINE公式から別途配信する分も含めて管理しましょう。Lステップ(エルステップ)公式_LINE公式アカウント特化のマーケティングツール
個別の自動案内でも、配信通数を使う場合がある
一斉配信以外に、シナリオやリマインドで送るメッセージも見積もります。
例えば、100人にそれぞれ3回案内するなら、送信方法やカウント条件を踏まえて通数を確認する必要があります。
「1人宛てだから無料チャットと同じ」とは限りません。LINE公式では、Push APIなどの送信が通数にカウントされます。lycbiz.com
Lステップが向いている店舗・まだ必要ない店舗
| 店舗の状況 | 先に考えること |
|---|---|
| 返信や転記が繰り返し発生している | フォームや予約管理で減らせるか検証する |
| 案内を分ける対象と条件が決まっている | 必要なデータと対応プランを確認する |
| 予約・フォーム・配信をまとめて設計したい | 設定・更新を担当できるか確認する |
| 月に数件の相談へ返信する程度 | 標準チャットで十分か確認する |
| リッチメニューを置きたいだけ | LINE公式の標準機能を使う |
| 既存の予約システムで困っていない | LINEから予約ページへ案内する方法を優先する |
| 配信内容や受付方法が決まっていない | 先に運用を整理する |
友だちが何人になったら導入すべき、という一律の基準はありません。
同じ人数でも、月1回のお知らせだけの店と、予約調整や個別案内が多い店では必要性が異なります。
導入前に確認したい注意点
有料化後の解約条件と、ダウングレード制限
公式料金ページでは、通常の有料プランは無料期間内に解約できますが、初回課金後は3回課金後から解約可能と案内されています。
また、プロからスタンダード・スタート、スタンダードからスタートへのダウングレードはできず、フリーへ戻すこともできません。
気軽に上位プランへ変更する前に、現在の申込条件を確認してください。Lステップ(エルステップ)公式_LINE公式アカウント特化のマーケティングツール
既存の友だちが、すべて自動で取り込まれるわけではない
既存のLINE公式アカウントに後から導入する場合、公式案内では、既存の友だちがトークやスタンプなどのアクションをすることでLステップに認識されるとされています。Lステップ(エルステップ)公式_LINE公式アカウント特化のマーケティングツール
現在の友だちが、そのまま全員Lステップ側で管理できる前提で計画しないようにしましょう。
チャットの管理方法や、他ツールとの接続を確認する
Lステップ導入後の個別トークは、Lステップ側での利用が基本となる旨が案内されています。
LINE公式側での利用には設定変更が必要になるため、現在の返信方法への影響も確認します。Lステップ(エルステップ)公式_LINE公式アカウント特化のマーケティングツール
ほかの外部ツールを使っている場合は、接続設定や通知、応答の重複を事前に確認してください。
無料でも、設定と管理の時間はかかる
受付フォーム、予約枠、配信条件、キャンセル後の動作などは、自分で決めて確認する必要があります。
外注する場合も、月額利用料とは別に、構築費、修正費、保守費を確認しましょう。
納品後に自分で変更できる範囲と、契約終了時に引き継げるデータも大切です。
導入の目安は「減る作業」と「増える作業」の差
まず1〜2週間、LINE対応に使っている時間を記録してみましょう。予約相談、聞き直し、転記、来店前の案内に分けると、仕組みに任せたい作業が見えます。
例えば、月4時間の作業を減らせても、設定確認や修正に月2時間かかるなら、実際に空く時間は月2時間です。
仮に毎月の追加支出が10,500円なら、2時間の削減に対して、1時間あたり5,250円を支払う計算になります。
これは仮の比較例です。実際の追加費用は、現在支払っている料金や、解約できるサービスによって変わります。
その時間を休息に使いたいのか、接客へ回したいのか。売上だけでなく、自分にとっての時間の価値も含めて判断しましょう。
導入費を払っても、予約が自動的に増えるわけではありません。
始めるなら、1つの作業だけで確かめる
導入を検討する場合は、最初からすべてを自動化せず、例えば「予約希望をまとめて受け取る」など、目的を1つに絞ります。
- 現在の作業と困りごとを書き出す
- LINE公式の標準機能で対応できるか確認する
- 必要機能・通数・契約条件を確認する
- フォームや予約など、1つの動作を設定する
- 通常受付だけでなく変更・キャンセル・例外もテストする
- 減った時間と、確認作業の時間を比べる
無料で試せることと、本番運用へ影響がないことは別です。
既存アカウントへの連携は、現在の予約対応や配信への影響を確認してから進めましょう。
まとめ|LINE公式で足りない作業が見えてから選ぶ
1人店舗にLステップは必須ではありません。個別の返信、基本的な自動応答、リッチメニューなどで足りるなら、LINE公式アカウントだけで運用する方法があります。
一方、予約調整や情報収集、条件に合わせた案内を繰り返しているなら、Lステップを検討する価値があります。
料金はLINE公式との合計で確認し、設定時間、契約条件、導入後に残る作業まで含めて比べましょう。
自分の店で減らしたい仕事があり、それを無理なく任せられるか。 その答えが見えてから、必要なプランを選んでいきましょう。

