店舗のチラシ・印刷物は外注で時短

「チラシを作りたい」

「ショップカードを補充したい」

「メニュー表の料金も直したい」

必要だと分かっていても、文章を考え、写真を選び、レイアウトを整えているうちに、営業後の時間がなくなってしまう。1人店舗では、印刷物の制作も負担になりやすい仕事です。

そんなときは、デザインを外注し、完成した印刷用データを使ってラクスルで印刷する方法があります。

ココナラ・ランサーズ・クラウドワークスで制作を依頼し、印刷と役割を分ければ、自分でデザインする負担を減らせます。ただし、外注しても掲載内容の準備や確認は必要です。

この記事では、1人店舗が印刷物を無理なく外注する流れと、修正・入稿の手間を減らすポイントを紹介します。

※情報確認日:2026年11月2日。サービスの仕様・料金は変更される場合があります。契約・注文前に公式案内と見積もりを確認してください。

目次

印刷物の効率化は「何を伝えるか」と「どう作るか」を分ける

印刷物づくりには、目的を決める、文章を用意する、デザインする、印刷する、という工程があります。

すべてを1人で行う必要はありません。店の情報や伝えたいことは自分で整理し、見せ方や印刷用データの制作を任せると、役割を分けやすくなります。

工程店舗側で決めたいこと外注を相談できること
目的誰に、何を伝え、どう行動してほしいか情報の整理、構成の提案
原稿・素材正しい料金、営業時間、写真、予約先文章の調整、素材の提案
デザイン店の雰囲気、優先して伝える内容レイアウト、文字組み、配色
印刷用データ印刷する商品と仕様印刷会社の仕様に合うデータ制作
印刷・納品部数、予算、必要な日ラクスルで印刷。手配代行は別途相談

文章作成や写真選びまで含むかは、依頼先によって異なります。「デザインを頼めば全部考えてもらえる」と決めつけず、担当する範囲を確認しましょう。

ココナラ・ランサーズ・クラウドワークスはどう使い分ける?

3サイトすべてに登録して募集する必要はありません。依頼の進め方に合うサービスを一つ選び、候補者の実績や対応範囲を確認するところから始められます。

サービス依頼の進め方の例向いている状況注意点
ココナラ出品された制作サービスを選び、条件を相談する作例やサービス内容を見て選びたい表示価格に含まれる面数・修正・納品形式を確認
ランサーズパッケージ、募集、直接依頼などから選ぶ見積もりや実績を比べて依頼したい依頼方式に応じて募集・選考の手間が変わる
クラウドワークス仕事内容を掲載し、応募者と条件を相談する依頼内容を整理して募集したい応募の比較や契約条件の確認が必要

各サービスでは、制作サービスの購入や、仕事内容を公開して依頼相手を選ぶ方法などが案内されています。依頼できる範囲は、サービス・制作者・契約内容によって異なります。coconala.com





クラウドワークス

比較するのは、サイト名より依頼相手との相性

同じサイトでも、得意なデザインや料金、対応範囲は制作者によって異なります。

確認したいのは、次のような点です。

  • 店舗向けの印刷物を制作した実績があるか
  • 自分の店に近い雰囲気の作例があるか
  • 文字や料金が読みやすく整理されているか
  • ラクスル向けの印刷用データを制作できるか
  • 質問への回答や説明が分かりやすいか

「おしゃれ」という印象だけでなく、店の情報を分かりやすく伝えられるかを見ましょう。

時短が目的なら、提案を集めすぎない

ランサーズやクラウドワークスには、制作物の提案を比較するコンペ方式もあります。クラウドソーシング「ランサーズ」

複数の案を見て選べる一方で、選考や修正の相談には時間が必要です。

方向性が決まっているショップカードなどであれば、作例を見て依頼相手を絞る方法も候補になります。選択肢を増やすことが、必ずしも時短につながるわけではありません。

デザイン外注からラクスルで印刷するまでの5ステップ

1.作るものと目的を決める

最初に、「何を何のために作るか」を決めます。

印刷物目的の例
チラシ店舗の特徴を知ってもらう
ショップカード店の情報や予約先を持ち帰ってもらう
メニュー表料金や内容を分かりやすく案内する
店内POP予約方法や利用案内を伝える

一度に全部作る必要はありません。必要性の高いものから、一つずつ進めましょう。

「予約を増やしたい」だけでなく、「初めての人に店の特徴を伝え、予約ページを見てもらいたい」など、読んだ人に取ってほしい行動まで考えると、依頼内容が具体的になります。

2.ラクスルで印刷する商品・仕様を確認する

デザインが完成してから印刷方法を考えると、サイズや折り方の変更が必要になることがあります。

制作前にラクスルの商品ページで、次の仕様を確認し、制作者へ共有してください。

  • サイズ
  • 片面・両面
  • 用紙の種類と厚さ
  • 折りなどの加工
  • 印刷部数
  • 必要な日程

紙選びに迷う場合は、その相談も依頼範囲に入るか確認します。

ラクスル公式サイト

3.「ラクスル向けの印刷用データ」を依頼する

依頼時には、印刷先がラクスルであることと、予定する商品ページを伝えます。

画面で確認する画像と、印刷に適したデータは同じとは限りません。納品形式や塗り足しなどは、商品の最新ガイドに合わせてもらいましょう。

ラクスルのチラシ作成ガイドでは、紙の端まで印刷する場合、仕上がり位置の外側に3mmの塗り足しを設けるよう案内しています。ただし、商品によって条件が異なるため、一律に当てはめないでください。ご利用ガイド|印刷のラクスル

専門的な設定をすべて自分で覚えるより、利用する商品の仕様に対応できる制作者へ依頼することが、手戻りを減らすポイントです。

4.内容を確認してから入稿する

完成したら、見た目だけでなく、掲載情報を確認します。

  • 店名、住所、電話番号
  • 料金、メニュー名、営業時間、定休日
  • URL、予約先
  • QRコードの読み取りとリンク先
  • キャンペーンの期間や適用条件
  • 表面・裏面の内容と向き

ラクスルは、データチェックで誤字脱字などの内容確認を行わないと案内しています。印刷可能なデータであることと、掲載情報が正しいことは別です。ラクスル ご利用ガイド

可能であれば実際のサイズで確認し、文字が小さすぎないか、QRコードが読み取れるかも見ておきましょう。

5.データの最終確認と配送予定を確認する

入稿後に、修正や再入稿が必要になることもあります。制作者に、入稿時の不備修正へ対応してもらえるか、契約前に確認しておきましょう。

ラクスルでは、入金確認と利用者による印刷データの最終確認をもって受付日が確定すると案内しています。注文しただけで印刷の日程が確定するとは限りません。ラクスル ご利用ガイド

また、出荷日と到着日は異なります。使いたい日から逆算し、デザイン修正、入稿、配送まで余裕を持って進めてください。ご利用ガイド|印刷のラクスル

外注費用は「制作から印刷までの総額」で考える

制作費は、サイズや面数、原稿の有無、提案数、修正回数などで変わります。印刷費も、用紙・部数・加工・出荷までの日数によって変動します。

表示されている最低価格だけで、総額を判断しないようにしましょう。

費用項目確認すること
デザイン制作費サイズ、面数、提案数、修正回数
原稿・素材関連費文章作成、写真加工、有料素材の費用
データ納品費印刷用データ、編集用データの追加料金
サービス利用料購入・契約時に加算される費用
入稿・修正対応費入稿代行や再入稿対応の範囲
印刷・配送費用紙、部数、加工、納期、送料

たとえば制作費が安くても、必要な修正やデータ納品が追加料金なら、総額は変わります。同じ条件の見積もりで比較しましょう。

また、1枚あたりの印刷単価が安くなるからと、使い切れない量を注文する必要はありません。料金やメニューを変更する予定があるなら、少部数から始める方法もあります。

外注しても手間が増えないよう、先に決めたいこと

修正はまとめて伝える

「もう少し目立たせたい」だけでは、意図が伝わりにくいことがあります。

「予約用QRコードを見つけやすくしたい」「料金を本文より大きくしたい」など、理由と対象を具体的に伝えましょう。

修正点を一度にまとめると、やり取りの往復も減らせます。契約時には、無料で対応する修正回数と、大きな作り直しの扱いも確認してください。

印刷用データと、あとから編集するデータを分けて確認する

印刷に使えるデータを受け取っても、自分で料金や文章を簡単に変更できるとは限りません。

今後、自分で更新したいなら、次の点を確認します。

  • 編集用データを納品してもらえるか
  • 編集に必要なソフトや契約は何か
  • フォントや画像素材を引き続き使えるか
  • 自分で変更しない場合、次回の修正料金はいくらか

納品形式だけでなく、自分の環境で扱えるかまで考えましょう。

デザインの再利用条件を確認する

作ったデザインをホームページやSNSにも使いたい場合は、最初に伝えておきます。

別サイズへの展開、素材の使用範囲、編集の可否、制作実績としての公開可否なども、契約前に確認すると認識のずれを減らせます。

参考として他店の画像を渡す場合も、模倣ではなく、好みの雰囲気を伝える資料として使いましょう。

印刷の注文・支払い・最終承認を誰が行うか決める

印刷の注文を自分で行うなら、制作者にはデータ制作と修正対応を依頼する形にできます。

入稿や発注まで代行してほしい場合は、誰が注文・支払い・最終承認をするかを先に決め、対応方法を相談してください。アカウント情報を安易に共有せず、必要な分担を明確にしましょう。

外注が向いている店舗・自作でも十分な店舗

状況判断の目安
デザインに何時間もかかっている外注して制作負担を減らす
店の雰囲気に合う印刷物を作りたい近い作例のある制作者へ相談する
同じ雰囲気で複数の印刷物を作りたい継続依頼できる相手を探す
営業時間の簡単な案内を少数作る自作や店内印刷でも十分な場合がある
内容を頻繁に変更する自分で更新できる形式を優先する
何を伝えたいかが決まっていない目的の整理から相談できる相手を選ぶ

デザインを外注し、印刷を別会社へ依頼する方法が、どの店にも最適とは限りません。

入稿作業まで負担に感じるなら、印刷手配も含めて依頼する方法を、総額と手間で比べましょう。

依頼文テンプレート|最初に伝えておきたい内容

店舗で使用する印刷物の制作を相談したいです。

・店舗の業種:
・作るもの、目的:
・サイズ、片面・両面:
・想定する読者と、取ってほしい行動:
・掲載する文章・写真・ロゴの有無:
・希望する雰囲気、参考資料:
・印刷先:ラクスル
・予定する商品ページ:
・印刷物を使いたい日:
・制作予算:
・将来の修正・再利用の希望:

印刷用データの制作、修正回数、入稿時の不備対応、編集用データの納品可否を含めて、お見積もりをお願いします。入稿・印刷の注文は自分で行う予定です。

原稿作成や印刷手配まで任せたい場合は、最後の一文を変更し、見積もりに含めてもらいましょう。

まとめ|印刷物づくりも、任せる範囲を決めて軽くする

ココナラ・ランサーズ・クラウドワークスでデザインを依頼し、ラクスルで印刷する方法は、1人店舗の制作負担を減らす選択肢です。

進めやすくするには、最初に目的と印刷仕様を共有し、修正・納品・入稿対応の範囲を決めることが大切です。店名や料金、予約先の最終確認は、自分でも行いましょう。

自分は店の情報と伝えたいことを整理し、制作は任せる。 必要な印刷物を無理なく用意するために、自分に合う分担を選んでください。

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