店舗経営の固定費を減らす方法10選|1人店舗が見直したいサービスと業務

売上を増やすことは、店舗経営にとって重要です。

しかし、1人店舗では「出ていくお金を減らす」ことも同じくらい重要です。

月5,000円の固定費を減らせば、年間では6万円。

月1万円なら年間12万円になります。

しかも、固定費削減は一度見直せば、その効果が毎月続きます。

目次

結論|固定費は「安いサービスへ変える」だけではない

固定費削減というと、

電気料金を下げる。

安い通信会社に変える。

といったことを想像しがちです。

しかし、本当に見直したいのは、

お金を払っているのに、ほとんど使っていないもの

です。

1人店舗では、便利そうだから契約したサービスが少しずつ増えやすいため、定期的な棚卸しが必要です。

1. サブスクリプションを全部書き出す

まずやるべきことは、毎月・毎年支払っているサービスを一覧にすることです。

予約システム、会計ソフト、画像編集、クラウドストレージ、音楽、AI、ホームページなどを書き出します。

金額が小さいものほど忘れやすいため、クレジットカード明細を確認するのがおすすめです。

2. 予約システムのプランを見直す

高機能な予約システムを契約していても、実際に使っているのが予約受付だけというケースがあります。

スタッフ管理、複数店舗管理、高度な分析などを使っていないなら、下位プランや別サービスでも十分かもしれません。

「いつか使うかもしれない機能」に毎月お金を払っていないか確認しましょう。

3. キャッシュレス決済を見直す

決済サービスによって、

決済手数料、端末費用、月額料金、振込手数料

などが違います。

ただし、手数料率だけを見て変更するのはおすすめしません。

毎月のキャッシュレス売上に手数料率を掛けて、「年間で実際にいくら払っているか」を計算して比較しましょう。

4. 電話・インターネット料金を確認する

開業時に契約した通信プランを何年もそのまま使っている店舗は珍しくありません。

固定電話が本当に必要か。

大容量の通信プランが必要か。

使っていないオプションが付いていないか。

一度確認してみましょう。

5. ホームページ関連費用を整理する

ホームページには、

サーバー、ドメイン、保守費用、更新費用、各種プラグイン

などの費用が発生することがあります。

特に、「何のために払っているのか分からない保守費」は内容を確認しましょう。

一方で、バックアップやセキュリティまで無理に削るのはおすすめできません。

削ってよい費用と、守るべき費用は分けて考えます。

6. 会計・経理サービスをまとめる

請求書作成、会計、経費管理などを別々のサービスで契約している場合、機能が重複していることがあります。

現在使っている会計ソフトで同じことができないか確認してみましょう。

サービス数を減らせれば、料金だけでなくログインや管理の手間も減ります。

7. 広告費を「なんとなく」払い続けない

広告費は固定費ではない場合もありますが、毎月同額を自動的に使っているなら実質的な固定支出になります。

重要なのは、

いくら使ったか

ではなく、

そこから何件の予約や問い合わせが来たか

です。

成果が確認できない広告は、一度止めて測定方法から見直すのも一つの方法です。

8. 電気・ガスなどの契約を確認する

営業時間や店舗設備に対して、契約内容が合っているか確認します。

ただし、料金だけで事業者を変更するのではなく、契約条件や解約条件まで確認しましょう。

節約のために店舗環境を悪化させてしまっては本末転倒です。

9. 在庫・消耗品を持ちすぎない

商品、施術材料、紙類、備品などは、一つひとつは小さな金額でも在庫が増えると資金が寝てしまいます。

「安いからまとめ買い」ではなく、

何カ月で使い切るのか

を基準に購入しましょう。

保管スペースもコストの一つです。

10. 自分の時間もコストとして考える

1人店舗で見落としやすい最大のコストが「経営者の時間」です。

1時間かければ無料でできる仕事でも、外注すれば15分の確認で終わることがあります。

反対に、月額1万円のサービスを契約していても、月に5分しか時間を削減できていないなら必要性は低いかもしれません。

料金だけではなく、

いくら払うと、何時間減るのか

まで考えることが重要です。

固定費削減でやってはいけないこと

何でも安くすればよいわけではありません。

集客につながっているホームページを解約する。

予約を減らしている重要なシステムを止める。

サービス品質を落とす。

こうした削減は、売上まで減らす可能性があります。

固定費削減で最初に切るべきなのは、

「使っていないもの」

「重複しているもの」

「効果を確認していないもの」

です。

最終結論

1人店舗では、毎月の固定費が増えるほど、売上が落ちたときの負担も大きくなります。

だからといって、便利なサービスをすべてやめる必要はありません。

必要なものにはお金を使う。

必要ないものには払わない。

そして、自分の時間を大きく減らしてくれるものは残す。

この基準で年に一度でも固定費を棚卸しすると、店舗経営は少しずつ軽くなります。

「便利なものを増やす」のではなく、「余計なものを減らす」。

それが、1人店舗の固定費を見直す基本です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次